理路整然としたわかりやすい文章の好著
章見出しは、私が知事を辞めたわけ/組織スキャンダル/選挙は楽し/議会との緊張関係/地域おこしの醍醐味/福祉の現実と理想/地方活力の時代/知事の責任。 全体的に読みやすい文章です。
福祉の章は「知的障害者本人の幸せとは何かが真剣に問われることがないままに」成り立つ福祉の仕事、どこに住み誰と暮らしたい、何をしたいの「問い自体が発せられないまま、入所施設に入っているのが一番幸せと外部から決め付けられる存在としての知的障害者」の従来のあり方への批判を根底に、それが具体的に政策の形を成し、実際に辿った経過など。
最終章は県警報償費問題の経緯がわかりやすく記されており、内容を全く知らなかった私にも明快に理解できました(この箇所に限らず著者は理路整然としたわかりやすい文章での説明が得意です)。この問題での著者の振る舞い自体も至極まっとうの一語につき、反論も批判も余地はないように思いますが、まあ皆さんご自身でお読みになりご判断ください。
なお、「疾走」という肩に力の入った書名は、「使命感とか高い目標のためにとかでは疲れてしまう。それ自体楽しいから、気持ちがいいから続くのだ」が身上のアサノさんですので、やや内容とミスマッチで、中身はもう少し淡々と速歩ぐらいの感じかと思います。
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posted by 仙台なび at 11:35
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